こんにちは。筆者のチャボンです。この記事では留学先で苦労することをいくつか紹介しています。
<筆者の情報>
大学時代アルゼンチンに全額免除制度(住居費・食費・授業料)で約1年間留学経験あり。
皆さんは留学といえばどのようなイメージをお持ちですか。
- 語学力が一気に上達する
- 外国人の友達がたくさんできる
- 外国人の恋人ができる
- 授業は最低限でプライベートを楽しむ
このような良いイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。確かにこれらはすべて起こり得ることです。
しかし現実の留学はこのように夢のようなことばかりではありません。
これらの裏には様々な困難が存在します。
筆者は留学へ行くことは強くオススメしますが、必ずしもすべてが良いことではないという事実は心しておいてください。
オススメ記事:<お金以上の価値>経験者が語る大学の間に留学をするべき理由〜語学力以上に得られるもの〜
留学で経験するキツイ瞬間6選
実際に筆者が体験した困難・苦労を紹介していきます。
現実を見せるようで申し訳ないですが、逆に言うとこれらのことを覚悟していけるので参考にしていただけると幸いです。
1. 人種差別にあう
正直これが一番精神的にしんどいものでした。
アルゼンチンが日本から真反対にあるということもあり、アジア人を見慣れない人も多いです。
それが一つの原因なのか、あるいは白人はアジア人を見下す傾向が強いことが原因なのかは不明ですが、いくつもの人種差別を経験しました。
人種差別体験談1
私は街の中心地に行くためにバスに乗っていました。
バスは混んでいたので立っていたのですが、ある時前に座っている人がこちら見てきました。
そして私をアジア人と認識するやいなや、ニヤニヤしながら「chino mi*rda(ク●中国人が)」と言ってきました。
この時はかなり心が傷つきました。なぜこんなことをする人がいるのかと。
*「chino」はスペイン語で「中国人、中国の」という意味ですが、「目が細い人→主に東アジア人」を呼ぶ時に使われることがあります。
人種差別体験談2
ある日ものを買いに家の近くにあるスーパーへ行きました。
すべて買い物かごに入れレジの列に並んでいました。
すると突然私の前の人の会計が終わった途端レジ係の人が「ほかのレジに行って」と言い、「レジ閉鎖中」のふだを置いてきました。
その時は休憩か何かかと思い、ほかのレジの列に並びに行ったのですが、ふとそのレジを見てみると普通にアルゼンチン人の客の会計をしているではありませんか。
その時「今思えばあからさまに嫌そうな顔をしていたな。そういうことか。」と気づきました。
<筆者流>人種差別の対処法
これらはほんの一部です。いくつか経験した後、筆者はある対処法を発見しました。
「こんなにしょうもないことをするなんて可哀想な人だな」と心の中で相手を見下すという方法です。
人種差別をしている人は大抵モラルに欠け、教育もしっかりされていない傾向にあります。
この時点で争わずして自分の勝ちを確信しました。
とは言っても、傷つくことには違いありません。時には言い返すことも必要です。
2. 相手の言っていることが理解できない
次に気が滅入るのは「相手の言っていることが理解できない」ときです。
留学に行かれる方は言語が好きで、出発前にちゃんと勉強している人も多いはずです。
しかし、現地に着いてから現実を知ることになるでしょう。
どうしよう。本当に聞き取れない、、、
多くの方がこのような状況と対面するのではないでしょうか。
筆者の体験談
筆者は成績のおかげで全額免除を勝ち取ったくらい日本にいる時はスペイン語の勉強をしていました。
しかし、到着して早速壁にぶち当たりました。
ホストファミリーの言っていることがすでに難しい、、、
日本でやっていたことはなんだったのか、この先1年間もやっていけるのかなど様々な心配事が襲ってきました。
対処法
ここで筆者はどのように対処したのか。それは
「その国の言語に触れる機会を増やす」
つまり留学先で日本ではできないことの一つである「その国の言語漬け」を実践することです。
具体的にはバーに行って声をかけて話してみるなどです。
もちろん、最初は意外とハードルが高いことに気づくでしょう。
しかし思い切って「現地語のみを聞き、そして話す」という環境を作り出すことにより語学力は瞬く間に上がっていきました。
ここでのミソは「自分から」ということです。留学では自分から動くことを心がけてください。
3. 現地の友達が中々できない
現地に行ってから少し時間が経った頃に気づくことは「その国の友人を作るのが意外と難しい」ということです。
やはり留学生活で重要なことの一つは交友関係なのではないでしょうか。
しかし行動を起こさないと全くできずに帰るハメになる可能性もあります。
出発前に「自動的に多くの友人ができて良い体験がいっぱいできる」と考えていると痛い目を見ます。
対処法
では何をすれば良いのか。現地到着1ヶ月後から筆者が実践したおすすめを紹介します。
- 自分から話しかけて誘ってみる
- 何かに誘われたら体調不良以外は断らない
- 留学生が集まる会に参加する
- 出会い系アプリを使ってみる
これらを積極的に行ったことにより好循環で交友の幅が広がっていきました。
これだけ実践してみると日本に興味がある人や日本語を勉強している人にも出会います。
そうなるとより言語が楽しくなります。
*出会い系アプリは一応注意が必要です。怪しい人とは会わないでください。何をされる分かりません。
4. 他人の成長具合に驚く
周りは成長しているのになんで自分は成長していないのだろう
私は何度かこのように思ったことがあります。考え過ぎて半分鬱のような状態に落ち込んだこともあります。
私以外にも同じ状況に陥る人も少なからずいるでしょう。
対処法
このような状況をどのように打破すればいいのか。
周りとは一切比べず、客観的に昔の自分と比べてみる
筆者はこの考え方を思いついたおかげで完全に病まずにすみました。
昔の自分と比べて
- 新しい単語を5つ覚えている
- 聞き取れる文章が増えている
これだけでも成長と言えるのではないでしょうか。
少しでも成長できることはすごいことです。自分を褒めてみましょう。
5. ホストファミリーとの関係が悪い
「ホストファミリーとの関係」
長期滞在するにあたって一番と言ってもいいほど重要な要素ではないでしょうか。
- 会話を全然してくれない
- ご飯が極端に少ない、もしくは無い
- 考え方が合わない
- 契約違反
これらはホストによっては普通に起こりうることです。
実際筆者のホストファミリーもこのうちの2つに当てはまっていました。
対処法
このような状況では絶対に我慢してはいけません。
話し合いをし、変わらないようであればホストを変更してください。
私の友人はご飯の問題で変更し、その後幸せな生活を送っていました。
一部のホストは異文化交流ではなくビジネス目的です。おかしいと思ったら即座に大学に連絡をして対処しましょう。
6. ホームシックになる
最後は「ホームシックになる」です。
長期間異国に滞在していると、いくら充実していても祖国が恋しくなることもあるでしょう。
家族・友人・恋人・食べ物など要素は様々です。
もし辛くなったら信頼できる人に電話してみましょう。一気に楽になります。
まとめ
以上が実際に起こりうる留学生活の現実です。今回はマイナス要素のみ紹介しましたが、これらを経験することによって成長できると断言できます。
筆者自身は大学のうちに留学をすることを強くオススメします。