スペイン語動詞ir a 不定詞と ir の活用・使い方〜完全不規則動詞〜

こんにちは。筆者のチャボンです。この記事ではスペイン語の「ir(行く)」という動詞の使い方や活用を説明しています。

irという動詞はとても便利で「ir a 不定詞」で使うと「〜するつもりです」という意味になります。そして「Vamos a 〜」で「〜しよう」という呼びかけになります。

3つを分けて詳しく例文とともに説明します。

関連記事スペイン語2種類の「行く」、「ir」と「irse」の意味の違いと使い分け

Ir(行く)の活用と使い方

まずは直説法現在形の活用表をご覧ください。

人称活用
yovoy
vas
él, ella, ustedva
nosotrosvamos
vosotrosvais
ellos, ellas, ustedesvan

「ir」という動詞は完全不規則動詞です。普通の「-ir動詞(vivirなど)」の活用の面影は一切ありません。

「ser」もこの完全不規則動詞です。

*「行く」を表す時も必ず前置詞「a」を伴います。「ir a 場所」で覚えましょう。

では、実際の会話の例をご覧ください。

Javier
Javier

¿A dónde vas?「君はどこに行くの?」

María
María

Voy a cine con una amiga mía. 「友達と映画館に行くよ。」

Javier
Javier

¡Qué bueno! Diviértense.「いいやん!楽しんでね」

ir a 不定詞(〜するつもりです)

次に「ir a 不定詞」の説明をします。「〜するつもりです」という意味で、「行く」という意味は全く含みません。

「私は行くつもりです」は「Voy a ir.」です。「ir」が重複しており一瞬おかしく見えますが、英語の「I have had it.」と同じような原理です。

*少し上級者向けの説明になりますが、確定している未来を表すときは直説法現在を使うことが多いです。( 例:「明日学校に行く」Mañana voy a la universidad. )

直説法現在の基本についての記事はこちら↓

不定詞とは?

ところで「不定詞」と書いていますが、なんのことかご存知ですか?ご存知の方は飛ばしていただいて大丈夫です。

否定形動詞の一つ。動詞を文中で名詞としての機能を持たせるために使用するのが基本。(中略)その動詞の主体の性・数・人称などによって語形が変化しないことからの称。、、、。

広辞苑第六版

広辞苑にはこのように書いてあります。不定詞は全く活用などの変化がない状態、つまり「原型」です。

動詞の変化する前の形」というように覚えてください。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

ir a 不定詞の使い方

では実際に例文を見てみましょう。

Javier
Javier

¿Qué vas a hacer mañana?「明日君は何をするの?」

María
María

Voy a visitar a mis abuelos y después, voy a ir de compras.

「祖父母に会いに行って、その後買い物に行くつもり。」

Javier
Javier

¿Te puedo acompañar?「一緒に行っていい?」

María
María

Claro que sí. 「もちろん」

ir de compras で「買い物に行く」という熟語になります。

続いては「Vamos a 」の意味と使い方です。

Vamos a 〜(〜しよう)の使い方

これは誰かを誘うときに使う言い回しです。例文を見た方が早いのでご覧ください。

Javier
Javier

Vamos a jugar al fútbol mañana.「明日サッカーしよ!」

María
María

Bueno, ¿a qué hora vamos a juntarnos?「いいよ。何時に集まる?」

Javier
Javier

A las 10 de la mañana.「朝10時で。」

*「Vamos a」の代わりに接続法を使うこともあります。(例:Juguemos al fútbol mañana. 明日サッカーしよ!)参考スペイン語接続法使い方まとめ

Vamos 単体での意味

Vamos単体で使うと「行くぞ」という励ましになります。サッカー選手が試合前仲間を励ますために「Vamos, vamos」と言うのをよく耳にします。

英語で言う「Come on」です。使い方によっては「いけよ、やれよ」という意味にもなります。

Javier
Javier

No puedo chamullármela.「彼女にアタックできひん、、、」

María
María

Dale vamos.「ビビらんといけよ」

Dale はアルゼンチン・ウルグアイで使われ、スペインで言う「Vale」。

chamullarseもアルゼンチンでよく使われる「口説く」という動詞。

まとめ

このように「ir」という動詞は様々な用法で日常的によく出てくる単語です。活用も完全不規則でややこしいですが、一つずつ理解を深めてください。

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