<たったの3種類>スペイン語直説法現在形の基礎〜規則動詞の活用〜

こんにちは。今回はスペイン語の動詞について書いていきたいと思います。英語と違いスペイン語は元の形から主語によって様々な変化をします。例えば英語では三人称単数の時に「s」がつきますよね。しかしスペイン語では主語が「私」「君」「彼女」などによって語幹を残しつつ様々な変化をします。

これだけ聞くとこう思われるかもしれません。

入門者
入門者

量が多くてややこしそうだからやめようかな

ちょっと待ってください!これから順を追って説明しますが、実は規則がありそれを覚えてしまえば他の多くの動詞も同じように使えます。スペイン語の動詞の基本の形はたった3種類です。ぜひ気軽に覚えていってください。

*直説法現在形の規則動詞に限ります。

直説法現在形とは

まずはじめに直説法現在形についてですが、

  1. 現在継続している行為や状態を表す時「Vivo en Japón.(私は日本に住んでいます。)」など
  2. 現在習慣としてしている行為を表す時「Desayuno en casa.(私は家で朝食をとります。)」など
  3. 確定している未来を言う時「Mañana voy al cine.(明日私は映画館に行きます。)」など(明日必ず行くと決まっているときは未来系ではなく現在形がよく使われます。)
  4. 絶対に変わらない真実「La luna sube del este.(月は東から昇る。)」など

の四つの場面で使われます。

直説法現在の3種類

では実際にその3種類を紹介していきます。一つ目が Hablar などの -ar で終わる動詞、二つ目が Comer などの -er で終わる動詞、三つ目が Vivir などの -ir で終わる動詞です。一つ一つ細かくみて行く前に主語の言い方だけ先に覚えてください。

人称日本語訳
yo
él, ella, usted彼、彼女、あなた
nosotros私たち
vosotros君たち
ellos, ellas, ustedes彼ら、彼女ら、あなた方

*「君(tú)」は友達や親しい人に使い、「あなた(usted)」は初対面の目上の人などに使ういわゆる敬語です。(複数形も同様)

*ラテンアメリカでは「君たち」の活用が使われません。そのため覚えるのは最悪それを除く5個でも大丈夫です。

基本的に強調する時以外は主語を言わないことが多いので頭の片隅に置いておいてください。

Hablar などの -ar 型動詞

まずは一つ目の「-ar動詞」です。「hablar」の意味は「話す」です。それでは主語によって変わる活用をみていきましょう。

Hablar の直説法現在形の活用

人称活用
yohablo
hablas
él, ella, ustedhabla
nosotroshablamos
vosotroshabláis
ellos, ellas, ustedeshablan

「Habl」の部分は語幹として残っており、変化するのは「ar」の部分です。

「私はスペイン語を話します。」→ Hablo español.

「私たちは日本語を話します。」→ Hablamos japonés.

主語は基本的に言わなくていいのでこれで完成です。

Comer などの -er 型動詞

二つ目の形は「-er動詞」です。「comer」は「食べる」という意味です。活用表をご覧ください。

Comer の直説法現在形の活用

人称活用
yocomo
comes
él, ella, ustedcome
nosotroscomemos
vosotroscoméis
ellos, ellas, ustedescomen

語幹として「Com」のところが残っており、変化するのは「er」の部分です。

「君は肉を食べますか?」→ ¿Comes carne?

「君たちはいっぱい食べるね。」→ Coméis mucho.

Vivir などの -ir 型動詞

最後は「-ir動詞」です。「vivir」は「生きる、住む」という意味です。活用表を見ていきましょう。

Vivir の直説法現在形の活用

人称活用
yovivo
vives
él, ella, ustedvive
nosotrosvivimos
vosotrosvivís
ellos, ellas, ustedesviven

こちらも語幹として「Viv」が残っており、「ir」の部分が変化します。

「彼らはブエノスアイレスに住んでいます。」→ (Ellos) viven en Buenos Aires

「彼女はリマに住んでいます。」→ (Ella) vive en Lima.

このように主語をはっきりさせたいときは主語の単語も入れます

まとめ

以上の三つが直説法現在の基本的な活用です。たとえ単語が変わっても規則動詞であれば必ずどれかに当てはまります。まずはこの3種類を完璧にして不規則動詞に備えてください。

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