スペイン語理由の接続詞como, porqueの使い分け「だから」〜疑問詞と混同注意〜

こんにちは。筆者のチャボンです。この記事ではスペイン語において理由を表す接続詞「como」「porque」の使い分けを説明しています。

さらに最後におまけでその他の理由や結果を表す接続詞も紹介しています。(es queなど)

結論から言うと「como」「porque」の違いは文頭に来るか、文中に来るかです。

それではそれぞれ分けて見ていきましょう。

接続詞 como

まずは接続詞「como」です。いくつかの主な用法があります。

理由を表す「como」の使い方

主な用法は理由を表す「como」で、必ず文頭につきます。日本語にすると「〜だから〜です。」となります。分の区切りにはコンマを入れる必要があります。

Como estoy cansado, no puedo ir mañana.

「疲れているから明日行けません。」

このように文頭に来るため、聞き逃すと意味があまり分からなくなります。実際に話す時は「como」より「porque」の方がよく使います。「このような表現もあるのか」程度で覚えていても大丈夫です。

日常生活でネイティブが「como」を使っているのはほとんど聞いたことがありません

その他の「como」の使い方「〜ように」など

実は「como」には理由を表す意味の他に「〜のように」「〜として」「〜くらい」などの意味として使うこともできます。口語的であり、日常会話でよく使うので覚えましょう。

「〜のように」

Trabajo como una maquina.

「私は機械のように働く。」

Ella juega bien al fútbol como si fuera Messi.

「彼女はまるでメッシかのようにサッカーを上手にプレーする。」

「〜として」

Él trabaja como mozo.

「彼はウェイターとして働いている。」

Voy a tomar como una amiga.

「女友達として飲みに行く。」

「〜くらい」

Tardó mucho como doce horas.

「12時間くらい時間がかかった。」

como の注意点

方法を尋ねる疑問詞の「cómo」と混同しないように気をつけましょう。接続詞には「´(アクセント)」がついていません。逆に疑問詞にはついています。

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接続詞 porque

続いて接続詞「porque」です。主な用法は2つあります。

理由を表す「porque」の使い方

porque」はもう一つの理由を表す接続詞です。こちらはほぼ必ず文中につきます。日本語にすると「ーーー、なぜなら〜だから。」となります。

No puedo ir mañana porque estoy cansado.

「私は行けない、なぜなら疲れているから。」

返答の時の porque

理由を言う時は必ず自分から言うというわけではありません。相手から「なぜ?」と聞かれた時「なぜなら〜」という場面もあります。その時は「porque」を使います。

¿Por qué estás en Argentina?- Porque quiero estudiar español argentino.

「何で君はアルゼンチンにいるの?」「なぜならアルゼンチンのスペイン語を勉強したいから。」

「por qué」は疑問詞であるため、混同しないように気をつけましょう。(スペイン語疑問詞まとめ

その他の理由や結果を表す接続詞

この二つ以外にも理由や結果を表す表現はいくつかあります。

言い訳の Es que 「実は」

¿Por qué llagaste tarde?- Es que había mucha gente en la estación.

「何で遅刻したの?」「実は駅に人がいっぱいいて混んでいたんだ。」

結果の por esoと así que「だから」

この二つは口語でよく使われます。若干のニュアンスの違いがありますが、同じものとして使っても全く問題ありません。

Yo también llego tarde, así que no te preocupes.

「私も遅れるから心配しないで。」

Tuve muchas cosas que hacer por eso no pude ir.

「いっぱいやらないといけないことがあってん。だから行けなかった。」

まとめ

このように理由を表す接続詞は様々な種類があります。特に「como」と「porque」使い分けには注意が必要なので気をつけてください。

また、疑問詞と混乱しないようにしましょう。

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