サッカーと言えばヨーロッパ、もしくは南米。ワールドカップにおいても22回の大会でどちらかの地域の国しか優勝していない。
今回注目するのは南米のサッカー。カタールW杯ではアルゼンチンが優勝し、直近のブラジルU-20が優勝した南米ユース選手権でも盛り上がりを見せた。
また、新年に入りアルゼンチンやブラジル、そしてコパ・リベルタドーレスが徐々に開幕し始めており、注目度も上がってくることだろう。
それでは、2023年の最新版として南米各国で最も市場価値の高い選手たちを紹介していこう。市場価値とは年齢や将来度も加味されているため、必ずしもメッシなどのスター選手が高いとは限らない。
※Transfermarktを参考。2023年2月20日のデータ
- アルゼンチン→ラウタロ・マルティネス(インテル、7500万ユーロ)
- ブラジル→ヴィニシウス(レアル・マドリード、1億2000万ユーロ)
- ウルグアイ→フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリード、1億ユーロ)
- エクアドル→モイセス・カイセド(ブライトン、3800万ユーロ)
- コロンビア→ルイス・ディアス(リヴァプール、7500万ユーロ)
- ペルー→レナト・タピア(セルタ、900万ユーロ)
- チリ→ベン・ブレアトン(ブラックバーン、1600万ユーロ)
- パラグアイ→ミゲル・アルミロン(ニューカッスル、2000万ユーロ)
- ベネズエラ→ヤンヘル・エレーラ(ジローナ、900万ユーロ)
- ボリビア→ロベルト・フェルナンデス(クルブ・ボリバル、95万ユーロ)
アルゼンチン→ラウタロ・マルティネス(インテル、7500万ユーロ)
Embed from Getty Imagesアルゼンチン人で最も市場価値が高いのは、インテルでプレーするFWラウタロ・マルティネス。カタールワールドカップでも主力としての活躍が期待されたが、不調によりフリアン・アルバレスにポジションを奪われた。ただインテルでの活躍は安定しており、4シーズン連続で2桁得点を記録している。
ブラジル→ヴィニシウス(レアル・マドリード、1億2000万ユーロ)
Embed from Getty Imagesブラジル人で最も市場価値が高いのは、レアル・マドリードでプレーするFWヴィニシウス。21/22年に突如として得点能力を開花させ、ラ・リーガとチャンピオンズリーグの2冠に貢献した。ワールドカップ以降はやや調子を落としているが、欠かせない存在であることは変わりない。
ウルグアイ→フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリード、1億ユーロ)
Embed from Getty Imagesウルグアイ人で最も市場価値が高いのは、レアル・マドリードでプレーするMFバルベルデ。今季はやや前めでプレーすることが多いことから、得点数を大幅に増やしている。強烈なミドルシュートが持ち味で、相手DFを文字通り恐怖に陥れる。
エクアドル→モイセス・カイセド(ブライトン、3800万ユーロ)
Embed from Getty Imagesエクアドル人で最も市場価値が高いのは、ブライトンでプレーするMFカイセド。日本代表MF三笘薫のチームメイトであり、アーセナルなどビッグクラブへの移籍が噂されている。今季のブライトンの躍進に欠かせない存在の一人だ。
コロンビア→ルイス・ディアス(リヴァプール、7500万ユーロ)
Embed from Getty Imagesコロンビア人で最も市場価値が高いのは、リヴァプールでプレーするFWルイス・ディアス。21/21年の冬に加入してから瞬く間にポジションを奪い取った。ただ、22/23年は大怪我により半年ほどの戦線離脱を強いられており、不本意なシーズンとなっている。
ペルー→レナト・タピア(セルタ、900万ユーロ)
Embed from Getty Imagesペルー人で最も市場価値が高いのは、セルタでプレーするMFレナト・タピア。2020年からセルタでプレーしており、ある程度の出場機会も確保している。カタールワールドカップへは大陸間プレーオフの末出場できなかったペルー代表だが、徐々に力をつけていることには違いない。
チリ→ベン・ブレアトン(ブラックバーン、1600万ユーロ)
Embed from Getty Imagesチリ人で最も市場価値が高いのは、ブラックバーン・ローヴァーズでプレーするFWベン・ブレアトン。出身はイングランドでアンダーカテゴリーではイングランド代表としてプレーしていたが、A代表はチリ代表を選択した。近年やや低迷するチリサッカーを建て直す存在になるかもしれない。
パラグアイ→ミゲル・アルミロン(ニューカッスル、2000万ユーロ)
Embed from Getty Imagesパラグアイ人で最も市場価値が高いのは、ニューカッスルでプレーするFWミゲル・アルミロン。2019年からニューカッスルでプレーしているが、22/23年に急遽得点能力が開花し、23試合で10得点を記録。今季躍進を見せるニューカッスルの中心人物の一人だ。
ベネズエラ→ヤンヘル・エレーラ(ジローナ、900万ユーロ)
Embed from Getty Imagesベネズエラ人で最も市場価値が高いのは、ジローナでプレーするMFヤンヘル・エレーラ。マンチェスターCからのレンタル移籍を繰り返しており、現在も所属元はマンチェスターCだ。今季はシーズンの半分ほどの試合でスタメン出場を果たしている。
ボリビア→ロベルト・フェルナンデス(クルブ・ボリバル、95万ユーロ)
Embed from Getty Imagesボリビア人で最も市場価値が高いのは、クルブ・ボリバルでプレーするDFロベルト・フェルナンデス。南米諸国で唯一国内リーグでプレーする選手が1位となっている。ボリビアはまだサッカー発展途上国であり、これから徐々に成長していくことだろう。
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