アルゼンチン・メンドーサ〜自転車で巡るワイン製造工場・ボデガ〜

こんにちは。今回はアルゼンチンのメンドーサという街を紹介します。この街の有名なものといえばそう、ワインです。アルゼンチンではワインは安いのでよく飲まれますが、なんと66%のアルゼンチン産ワインはここで作られているそうです。そしてなんとワイン製造工場を自転車で周ることができます。さてどんなところか見ていきましょう。

チャボン
チャボン

そもそもメンドーサってどこにあるの?

メンドーサはアルゼンチンの北西部に位置しています。アンデス山脈に隣接しておりそれを超えるとチリに入ります。ちなみにメンドーサからチリの首都サンティアゴまではバスで9時間から10時間ほどで行くことができます。CATA Internacional(カタ・インテルナシオナル)というバス会社で2019年時点では3000円ほどで行けました。

アルゼンチン国内からのアクセス

日本から首都のブエノスアイレスへ行ってからアルゼンチンの各都市へ行かれる方も多いかと思います。基本的に長距離バスを使う事になります。とても安くて割と快適です。

メンドーサへはブエノスアイレスからはバスで14時間ほどかかります。値段は2019年時点で6000円〜7000円ほどでした。飛行機だと2時間かかりませんが、3万はすると思います。

もしかすると途中にあるアルゼンチン第2の都市コルドバで乗り換える必要があるかもしれません。ブエノスアイレスからコルドバまでが6時間、コルドバからメンドーサまでは9時間くらいです。せっかくならコルドバに立ち寄るのもいいかもしれません。

チャボン
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どのバス会社がいいの?

そうなんです。バス移動が基本のため多くのバス会社が競合しています。そこで使うのが「Busbud」というサイトです。日付を設定すると会社ごとに比較できるのでオススメです。正直クオリティはどこもあまり変わらないので一番安いものを選んでもいいと思います。ただし同じバスにもクラスがあり、高いほうが快適なシートに座れます。

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メンドーサの象徴ワイン巡り〜ボデガ〜

メンドーサへ行った時に必ずと言っていいほどしなければならないことはワイン製造工場巡りです。ワイン製造工場をスペイン語で「Bodega」といいます。自転車でそれらを周れるのです。

メンドーサ中心地からの行き方

Maipú(マイプ) というメンドーサの中心地から市バスで30〜40分ほどのところにある小さな街でワイン巡りはできます。バスに乗るためにはメンドーサのキオスクでICOCAのようなIC券を買ってください。バスに乗るとき現金は使えません。(RED BUS という名前のカードです。)往復で100円くらいです。アルゼンチンの市バスはとても安いです。

中心地から810番または813番のバスで行くことができます。「Coquimbito」へ行くバスに乗る必要があります。「コキンビート?」と運転手に聞いてみましょう。アルゼンチンではバスの運転手に行き先を訪ねたりすることが日常です。親切な運転手は降りる時に声をかけてくれます。

自転車の借り方

何匹かの猫が迎えてくれます

もちろん自転車を持って行く人は少なく現地で借りることになります。インフォメーションセンターで紹介され、実際に使ったのは「Mr.Hugo」(ミスターウーゴ)というレンタル自転車屋さんです。店の方はとても親切でフレンドリーでした。スペイン語を話せなくても多少は英語も話せそうなので安心してください。

月曜から土曜の10時から18時まで開いています。1日借りても1000円いかないくらいでした。お得にボデガ巡りを楽しめます。自転車は様々な大きさのものが揃っているので自分にあった大きさを選びましょう。

いざボデガへ出発

自転車を借りられたらいよいよ出発です。ボデガはたくさんあり、その工場ごとに違うイベントがあったりします。そのような情報はレンタル自転車屋さんが紹介してくれます。

ボデガ・ドミシアーノ

筆者は「Bodega Domiciano」というところに行きました。客は私たちだけでした。入ると案内人が迎えてくれるので、自転車を停めて建物の中に入ります。ここからすでにワインの匂いがします。すぐに飲みたいところですが、先にコルクの歴史やワインの楽しみ方などを説明してくれます。

棚にある大量のワイン

案内の人がワインの説明がしてくれた後、高いものから安いものまで味見をすることができます。先に赤ワインか白ワインの好きな方を選びましょう。テイスティングの仕方も教えてくれるのでワイン好きにとってはたまりません。味見をすると値段の違いは一目瞭然でした。

出て来た時からグラスが汚れていました笑

3種類の比較をするため十分満足できます。案内人の方はスペイン語、ポルトガル語、英語を話すことができました。一番分かる言語で説明してもらいましょう。最後に料金を払いますが、400円くらいでした。とてもお手頃価格です。

ぶどう畑へ

「超」がつくほど田舎

次に多少酔いながらぶどう畑を目指します。実際にワインの元であるぶどうを栽培しています。ボデガ・ドミシアーノからは自転車で30分くらいで着きます。車通りも少ないのでゆっくり楽しみながら自転車を漕ぎます。

着くとすぐにぶどうの匂いが漂って来ます。しかし行った時期にはまだ実が成っていませんでした。広大な土地に大量のぶどうの木があります。

このすぐ隣に「MEVI」というレストランがあるのでそこで休憩も兼ねて昼食をとることができます。自転車の疲れを癒しましょう。

この後はもっとボデガを周るも良し、自転車をただただ楽しむも良し。自転車の返却時間までは自分の好きなことをしましょう。

必ず注意すること

一つ必ず注意しなければいけないことがあります。それはワインを飲んだ後の自転車の運転です。一応「飲酒運転」です。事故を起こしていい思い出が台無しにならないようにしてください。(警察に捕まることはありません)危ないと思ったらしっかり水分補給と休憩をしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。アルゼンチンのメンドーサはワイン好きは絶対外せないところです。飲むだけ飲んで満足しましょう。ワインを飲みながら田舎を自転車で周るという日本ではできない経験をしてみませんか?

アルゼンチンの赤ワインとセットで楽しむ肉料理「アサード」については以下をご覧ください。

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