【バモス】スペイン語「vamos」の5つの意味と使い方〜サッカーの試合でよく聞くあれ〜

この記事ではスペイン語でよく聞く「バモス vamos」の意味と使い方を説明しています。

リーガ・エスパニョーラ（スペインサッカーリーグ）などを見る方は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

試合開始直前・ハーフタイム後・試合終了直前などで選手たちは皆よく言っていますよね。ファンも皆叫んでいます。

また、2023年には、日本のプロ野球でセリーグを制覇した阪神タイガースがよく使用していました。原口選手を中心に最終的にはチーム全体で盛り上がっていましたね。

さて、サッカーや阪神タイガースで使われる際の「vamos」意味はズバリ「さあいくぞ、いいぞ、がんばれ」などの励ましの言葉です。英語の「come on」に相当します。

しかし実は、「vamos」自体は様々な意味を持っています。それらを順に見ていきましょう。

＊ちなみにポルトガル語でも「vamos」と言う。発音が若干異なるが、意味は同じ。

「vamos」の原型「ir動詞」の活用

活用ではスペイン語とポルトガル語の両方を紹介します。

スペイン語

日本語	人称	活用
私	yo	voy
君	tú	vas
彼、彼女 あなた	él/ella/usted	va
私たち	nosotros	vamos
君たち	vosotros	vais
彼ら、彼女ら あなたがた	ellos/ellas/ustedes	van

ポルトガル語

日本語	人称	活用
私	eu	vou
君	tu	vais
彼、彼女 あなた	ele/ela/você /o senhor /a senhora	vai
私たち	nós	vamos
君たち	vós	ides
彼ら、彼女ら あなたがた	eles/elas/vocês /os senhores /as senhoras	vão

「vamos」の意味と使い方5つ

では「vamos」の意味と使い方を紹介していきます。今回はスペイン語の使い方のみです。

ちなみに、スペイン（マドリードなど）では基本的に「バモス」と発音されますが、中南米では「s」が取れて「バモ」と発音されることが多いです。

励ましの「vamos」

最初は先ほど紹介した「励ましのバモス」です。「行くぞ、いいぞ、がんばれ」の意味があります。

サッカーの場合、観客のファンや選手たちが多用しますよね。

下の動画はアルゼンチンのリーベルのチャントですが、再生すると「vamos」が出てきます。ぜひ聞いて見てください。

（動画は1:39から始まり、1:41辺りに「vamos」が出てきます。）

「私たちは行きます」の「vamos」

2つ目は「私たちは行きます」という現在形の「vamos」です。

基本的に「vamos a」という形をとります。

「〜するつもり」未来の「vamos」

3つ目は「私たちは〜するつもりです。」という未来を表す「vamos」です。

ir動詞＋前置詞「a」＋動詞の原型という形をとります。

「〜しよう」勧誘の「vamos」

4つ目は「〜しよう」という勧誘を表す「vamos」です。日常生活で一番使う形かもしれません。

単独で「¿Vamos?（やる？）」のように使ったり、「Vamos a 〜.（〜しよう）」のように使います。

下のリーベルのチャント動画では

「de la mano del Muñeco vamos a Japón」

という歌詞が出てきます。意味は以下の通りです。

「ムニェコ（監督の愛称）の手（采配）で日本（クラブW杯の開催国）に行こう。」

＊この動画は0:32から始まり、そこからこのフレーズが出てきます。

「帰るね」の意味の「nos vamos」

最後の5つ目は「帰るね」という意味の「nos vamos」です。

「vamos」の前に「nos」が入りますが、これは再帰動詞という動詞の種類です。

その場から立ち去りたい時、「もう行くね」と言うときは「nos vamos」と言いましょう。

その他「nos vamos」と同じ意味の言い方や、「irse（nos vamos）」を詳しく知りたい方は以下をご覧下さい。

まとめ

以上がスペイン語における「vamos」の使い方まとめです。

様々な意味があり覚えにくいかもしれませんが、日常生活でよく使われる便利な単語なのでマスターしてみましょう。