こんにちは。筆者のチャボンです。
この記事では、口語で役に立つスペイン語の「もちろん」の様々な表現を紹介しています。
スペイン語を学び始めると、一番最初に教科書に出てくる「もちろん」の言い方は「por supuesto」なのではないでしょうか。
しかし、現在の口語ではその表現があまり使われません。
英語の「I am fine thank you.」が使われないのと同じような感じでしょう。
そこで、スペイン語圏に行ったときに対応できるよう、ネイティブがよく使う「もちろん」を覚えてみましょう。
*ここでの情報はアルゼンチンを元にしています。国によって異なる可能性は大いにあります。
スペイン語「もちろん」の様々な表現
Por supuesto(ポル スプエスト)
Por supuesto=もちろん(少し堅め)
この表現は、口語ではあまり使われません。おそらく長いからでしょう。
1年間アルゼンチンにいた中でネイティブが使っているのは一度も聞いたことがありません。
Claro(クラロ)
Claro=もちろん(カジュアル)
一番口語で使われる「もちろん」はこの「claro」です。友人に何かを誘われたときは、この表現を使いましょう。
この「claro」を使った表現は他にもあります。
- Claro que sí.(肯定)
- Claro que no.(否定)
例えば、「〜したい?」と聞かれたとき、したいなら「1」、絶対にしたくないなら「2」を使いましょう。
Obvio(オビオ)
Obvio=もちろん(若者が使いがち)
最近若者がよく使う「もちろん」が「obvio」です。
「claro」と全く同じ意味なので、言いやすい方を使いましょう。
¿Cómo no?(コモ ノ)
¿Cómo no?=英語の「why not?」
「どうしてノーなの?=当然よ」という意味で使われます。
英語の「Why not?」に相当する表現です。
似たもので「¿Cómo que no?」という表現がありますが、こちらは「どうしてノーなの?=ノーなわけないじゃん」という意味で使われます。
¿Por qué no?(ポル ケ ノ)
¿Por qué no?=英語の「why not?」
「どうしてノーなの?=当然よ」という意味で使われます。
先ほどの「¿Cómo no?」と全く同じ意味です。
Seguro que sí(セグロ ケ スィー)
Seguro que sí.=Claro que sí.
「claro que sí」とほとんど同じ意味で使われます。
A:¿Podré aprobar?
→「私合格できるかな?」
B:Seguro que sí.
→「絶対にできるよ。(もちろん)」
Evidente(エビデンテ)
Evidente=もちろん(使用頻度少なめ)
「claro」の類義語であり、ほぼ同じ意味を持っています。
口語では一度も聞いたことがありません。(少なくともアルゼンチンでは)
やはりよく使われるのは「claro」「obvio」です。
まとめ
以上が教科書によく載っている「por supuesto」とそれ以外の「もちろん」表現です。
一番無難でよく使われるのは「claro」です。その他はニュアンスや状況に応じて使い分けましょう。